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2022年03月08日(火)時事の話題から

宇宙飛行士選抜試験

JAXAが13年ぶりに募集した宇宙飛行士の応募が3月4日に締め切られました。

今回の応募資格は、学歴不問、体重制限なし、など、これまでとは条件が緩和されたこともあってか、過去最多の1,563人がエントリーしたそうです。

 

それでも、当然ながら応募者全員が宇宙に行けるわけではなく、そのためには、約1年をかけて幾多の検査と試験に合格しなければなりません。
過去の試験内容を聞くと、宇宙飛行士ならではの厳しさを感じるものがあります。
例えば、”閉鎖環境試験”。
これは、宇宙船ほどの大きさの空間に閉じ込められ、その閉鎖された環境で、それまでの試験をクリアした10人ほどの人たちが一緒に1週間程度を過ごし、様々な課題をこなすのだそうです。

 

 

考えてみれば、宇宙にいる間は、「外の空気が吸いたい!」などと宇宙船外に出られることが叶いません。
また、「ひとりの時間がほしい」などとプライベートな場所も時間もないのでしょう。
閉ざされた空間の中で限られた人と一定期間共に暮らし、課題に向かうことは当然の試験に思えます。

 

しかし、外に出られないと思えば思うほど出たい気持ちが強くなり、「もういやだ!」と一度その気持ちに火が付くと押えられなくなってしまうような気がします。宇宙に行ってから、クルーのひとりでもそうなってしまっては全員への影響もあるでしょうから、必要性が高い試験であることが想像されます。

 

この他にも―
・座っている椅子が回転することに耐える平衡機能検査
・ピンにワッシャを通す単純作業を繰り返し行う心理適性試験
など、というようなものがあるようですが、このような、短時間の厳しい条件に耐えるよりも、”閉鎖環境試験”のように、ゆるやかでも、長くプレッシャーが続くことは、より厳しいように思えます。

 

 

SF映画で耳にしたような「快適な宇宙船の旅をどうぞ」というようなセリフが値するまでには、まだまだ至らずとも、宇宙への夢を抱く人にとっては、厳しく難しい試験も乗り越えようとする気持ちが上回っているはずです。
そんな様々な検査と試験を経て1年後、果たして、どんな人が宇宙への切符を手にするのでしょう。

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