2021年08月10日(火)時事の話題から
東京オリンピックが閉会しました。
他国のオリンピックとは違い、時差がないことから、様々な競技、多くのアスリートの姿を見ることができました。
テレビ越しではありながら、驚いたり、喜んだり、落胆したり、悔しくなったり、と様々な感情がわきました。
自分がやったこともない競技でありながら、直接会ったこともない人でありながら、
感情移入してしまうのはどうしてなのでしょうか。
そこに人生の縮図を感じるからかもしれません。
自らが選んだそれぞれの競技の中で、決められたルールに従い、頂を目指して競い合うその姿は、「生き方」と似た点があります。
競技によっては、ただ速さを競う、ただ距離を競う、そのような競技もあります。
長年に渡って鍛え抜いた歳月に対して、非情にも成果を問われるのは一瞬であり、
わずか0.01秒を、わずか数センチの差が勝敗を分けます。
その競技に関わらない人にとっては、その差は、意味のないことかもしれません。
けれども、そのわずかな差が、メダルの色を変え、後世に残る歴史的な結果になることもあります。
私たちの人生、そして、仕事にも通じる点があります。
だからきっと、応援したり、残念になったり、励ましたくなったりするのでしょう。
人生でがんばる人の姿を、そして結果が出るかどうかの瞬間を見させてもらえることはそうそうありません。
でも、東京オリンピックでは、それをたくさん見させてもらいました。
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